茨城県は、9月1日に開かれた茨城県議会の“東日本大震災復興・元気ないばらきづくり調査特別委員会”で、県内全44市町村に空間放射線を測定するモニタリングポストの設置を明らかにしました。

茨城県の放射線監視網は、原子力施設周辺の東海村や大洗町など10市町村に固定型が計41台ありますが、福島第1原発事故を受けて、新たに北茨城市、高萩市、大子町の3市町と鹿島港(神栖市)に可搬型を各1台設置し、常時監視を続けてきました。

6月県議会で日本共産党の大内久美子県議は、「正確な情報を知りたい」という県民に応えていくべきと強調。
全市町村に常時測定できるモニタリングポストの設置を求めたのに対し、橋本昌知事は「測定体制は検討していきたい」と答弁していました。

7月に成立した国の第2次補正予算で固定型9台、可搬型30台の新たな増設が盛り込まれ、県内全44市町村にモニタリングポストが設置される事になります。

(2011年9月3日・しんぶん赤旗首都圏版より転載)