次期衆院選予定候補者を発表します

2020年9月8日 日本共産党茨城県委員会


安倍首相の辞任表明により、激動的な時代が始まったと言えます。早期の解散・総選挙もとりざたされています。日本共産党茨城県委員会は、来るべき総選挙を、市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進で「安倍政治」を名実ともに終わらせ、野党連合政権に道を開く選挙にしていくために全力をつくします。総選挙では比例代表選挙を軸にたたかい議席増をめざすとともに、小選挙区では野党共闘の勝利と日本共産党の躍進めざして全力をつくします。

(1)比例北関東ブロックで複数議席回復をめざす

比例北関東ブロックでは、現職の塩川てつや議員に加えて、梅村さえこ・前衆議院議員を予定候補者としてすでに発表しています。比例で現有1議席から2議席以上を回復することをめざします。 そのための得票目標は、茨城県全体で20万票、北関東4県合計で114万票です。「日本共産党」の党名で投票してくださる方を増やすためにも、いま6月から9月末までの「党勢拡大特別月間」に取り組み、「つどい」や対話活動にとりくんでいます。

(2)衆院小選挙区では、野党共闘の勝利と日本共産党の躍進を追求します。茨城4区と6区の予定候補者を発表します

小選挙区では、野党共闘の勝利のために、できるだけ候補者を一本化して自民党と対決できるようにすることをめざします。同時に、党公認候補を擁立する選挙区では野党統一の実現にむけて努力し、議席獲得に挑みます。 次期衆議院選挙の小選挙区に立候補する日本共産党公認予定候補者を決定しました。 4区に大内くみ子(党県副委員長・元県議)、6区に田谷たけお(党県副委員長・前県委員長)を擁立します。どうぞよろしくお願いいたします。 他の小選挙区では野党・候補者との話し合いをすすめ、政策での一致点や共闘の意思確認の上に野党候補を一本化してたたかえるように努力します。

(3)「安倍政治からの転換の3つの方向」と「コロナ危機を克服してどういう日本をつくるか――7つの提案」の方向で、戦後最悪の「安倍政治」を終わらせ、野党連合政権を実現する

安倍政権がこの7年8か月間でやってきたことは、憲法と平和、暮らしと経済、民主主義と人権などあらゆる分野で、戦後どの内閣もやってこなかった史上最悪の暴政の連続でした。 次の6つの角度から徹底的で全面的な告発を行っていきます。
  1. 憲法と立憲主義の破壊――「戦争する国」にむかう暴走政治
  2. 戦後最悪の大増税を押し付け、暮らしと経済を根こそぎ破壊
  3. 大国に追随し、覇権主義にモノが言えない屈従外交
  4. 侵略戦争と植民地支配を美化する歴史逆行と排外主義
  5. 強権とウソと偽りと忖度の、究極のモラル破壊の政治
  6. 行き当たりばったりのコロナ対策の失敗
「安倍政治」から国民の命と暮らしをまもるために。政治を根本的に切り替える必要があります。

「安倍政治からの転換の3つの方向」
  1. 憲法にもとづき、立憲主義、民主主義、平和主義を回復する。
  2. 格差をただし、暮らし・家計応援第一の政治にきりかえる。
  3. 多様性を大切にし、個人の尊厳を尊重する政治を築く。
国民のみなさんは、コロナ危機という共通の体験をふまえて、「コロナ後には前の社会に戻るのではなく、よりよい未来をつくりたい」と切実に願っています。コロナ危機をのりこえた先に、新しい日本をつくります。

「コロナ危機を克服してどういう日本をつくるか――7つの提案」
  1. ケアに手厚い社会をつくる。
  2. 人間らしく働ける労働のルールをつくる。
  3. 一人ひとりの学びを保障する社会をつくる。
  4. 危機にゆとりをもって対応できる強い経済をつくる。
  5. 科学を尊重し、国民に信頼される政治をつくる。
  6. 文化・芸術を大切にする国をつくる。
  7. ジェンダー平等社会をつくる。
これら7つの提案を貫く考え方は、経済効率のみを最優先する政治から、人間のケア、雇用、教育、食料、エネルギー、文化・芸術など、人間が生きていくために必要不可欠なものを最優先する政治に切り替えようということです。
人々の間に分断をもちこむ自己責任の押しつけでなく、人々が支え合う社会、連帯を大切にする社会をつくろうということです。それは、感染症やさまざまな自然災害に強い日本と茨城をつくるということにもなります。
これらの転換の方向性はこの間、野党間の話し合いでも共有されつつあります。この方向性をしっかり共有し、それを土台に政権をともにつくる合意を確認し、共通政策をより豊かなものにし、選挙協力の具体化をすすめるために力をつくします。
具体的な共通政策は、昨年の参議院選挙前に市民連合と5野党・会派の間で合意した13項目の内容(茨城では9項目)を土台に、コロナ問題への対応を含めてさらに豊かで魅力あるものにしていきます。もちろん党独自の政策についても堂々と主張していきます。

以上